家訓の父 福井会頭との縁と因縁

 

 縁ー(えん、えにし)

《(梵)pratyayaの訳》仏語。結果を生じる直接的な原因に対して、間接的な原因。原因を助成して結果を生じさせる条件や事情。

 

『一本の線も、前世からの因縁である。』とは、京都の高僧の言葉です。

偶然にも似た必然が、出会いの中には含まれています。


10年のJC活動をへて感じるのは、ご縁のありがたさです。

画像は、福井会頭とのツーショットです。JCに入らなければ、老舗企業の代表をつとめる福井さんとお会いすることもなく、ご縁を頂戴することもなかったでしょう


10年、20年と同じ時間を過ごしていても、挨拶ぐらいしかしない「縁」もあれば、紙切れ一枚の辞令で、人生を劇的にかえる「縁」もある。それを「因縁」と呼ぶのではないでしょうか?

 

ウルトラの父がいる

ウルトラの母がいる

そしてタロウがここにいる~♪

 

皆様からご愛顧を頂戴してきた「家訓づくりプログラム」の制作過程のなかにも、たくさんの「ご縁」がありました。

 

家訓づくりの父がいる

家訓づくりの母がいる

そして家訓づくりがここにある!

 

知られざる家訓づくりの「因縁」をご紹介していきます。

 

 

家訓づくりの父 福井会頭(2011年度 日本JC 会頭)のご縁

 

■日本JCへの出向と、「徳溢れる心」との出会い

 

幡谷が家訓づくりを始める、きっかけをつくってくださったのが、福井会頭です。

JCでは、出向者1000名、全国4万人ものメンバーが会頭がかかげる所信に従い運動をすすめていきます。

福井会頭が、示した所信は、混迷をふかめる日本にあって、徳溢れる心を醸成することが、様々な問題を解決していく糸口になることを示唆されていました。

 

当時、水戸JCから出向し、副議長の職を頂戴した際、この「徳溢れる心」を醸成させるプログラムを制作しなさい!というのが、私に課せられたミッションになったのです。

 

のちにノーベル平和賞を受賞することになる「家訓づくり」は、この所信から始まったのです。そう、家訓づくりの父は、福井会頭だったのです!



 

 

 

■徳溢れる心を醸成させるために・・・「家訓づくり」のプログラム化への挑戦

 

徳溢れる心を醸成させるためには、まず「徳」という分かったような分からない概念を紐解き、さらにそれを多くの方に伝える必要があります。

徳とは何なのか? 智・仁・義・礼!? グループ内で、禅問答のようなディスカッションを何度となく経て、幡谷には1つのアイディアが浮かびます。それは、「徳溢れる心」を分かりやすく伝えていくために、なにかツールが必要なのではないか?っと

 

このツールが、のちの「家訓づくりプログラム」となっていきます。そして、道徳は実践である!との思いも加わり、単に徳の概念を学ぶだけでなく、すぐに実践でき、さらに社会を確実にかえていく、そんな欲張りな宿題を課せられていくことになりました。

 

 

■トンネルをぬければ、・・・そこもトンネルだった

 

単年度制をひくJCにあって、1月から運動をスタートさせるためには、予定者といわれる準備段階が非常に重要になっていきます。この予定者の2か月の地獄は、一生わすられないものです(>_<)

 

家訓づくりは、会頭からの指示にくわえ、家訓の母?橋本副会頭の導きによって制作させることに成功しています。たった2か月の間にプログラムの骨子や、プレゼンの資料、家訓づくりの関係資料に、家訓の冊子、展開するためのプランに、予算的な裏付け・・・トンネルをぬければ、そこも地獄(―_―)!! もう二度と味わいたくない思い出です。

 

妥協をゆるさない副会頭の指示で、制作段階の家訓づくりプログラムは、次世代社会創造グループの委員長の皆様に集まっていただき、何度となくご意見を頂戴していきました。構成はグチャグチャ、幡谷のしゃべりもグダグダの中、ブラッシュアップに努めました。

 

このグループの中からは、森本さん(当時・防災系の委員長 現・副会頭)や、小田剛さん(北九州JC)、そして次年度会頭を予定している山本さんも含まれていました。

当時は、議案とセミナーの骨子をつくるのに精いっぱいで、副会頭の指示も、グループの委員長の皆様からの叱咤激励も、届いていない・・・っというか、トンネルをぬければ新しいトンネルが迫る そんな毎日だったことを記憶しています。

 

 

■敵は本能寺にあり?

 

JCの議論で、「手法ありき」というコメントを聞いたことはないでしょうか?

家訓づくりについても、この「手法ありき」の議論と戦っていくことになります。副議長として、福井会頭の所信を読み解いて制作したプログラムでしたが、「家訓」と「徳溢れる心」のつながりをプレゼンできず協議段階では、ボロボロでした(*_*)

 

「穂坂がやりたいだけちゃうん~」との声も多くあり(※当時議長の穂坂さんのこと)

普通なら落とされるところを首の皮一枚で、助けてくださったのがラインの新井室幹事、川島常任、橋本副会頭でした。

 

厳しい叱咤激励が終われば、今度は最高の味方となる。それがJCの飴と鞭です。広く国民に運動に発信するにあたり、身内であるメンバー、役員さんさえ説得できないプログラムに未来はありません。JCの叱責も助言も、運動を前に進めるための、協働作業です。2か月の間、多くのご縁を頂戴し家訓づくりプログラムは、誕生しました!

2011年度は、東日本大震災もあり、1月の時点で審議を取らない限り全国への展開も不可能になっていた年でもありました。

 

 

こうして、家訓づくりの父・福井会頭の指示のもと、家訓づくりの母・橋本副会頭の導きを頂戴し、ノーベル平和賞候補作の家訓づくりプログラムは誕生したのです。

 

 

■さいごに

100の説法、屁1つ。どれだけ立派なお経や、道徳も、1つの屁にはかないません。

行動をともなわない理屈は、どれだけ素晴らしいものであっても、所詮はオナニーです。

 

家訓づくりプログラムでは、道徳を行動に還元していくことを狙っています。そして、「靴をそろえる」「ご飯粒をのこさない」といった日本人として受け継がれてきた、ごくごく普通の価値観こそ、次代に引き継ぐ、かけがいのない宝であるとの結論に達しました。

 

家訓づくりプログラムの制作者は、穂坂泰議長です。わたしは副議長として制作の責任者だったにすぎません。また当時の徳溢れる心醸成会議50名の出向者全員でつくったプログラムでもあります。

 

5年の時がすぎ、いまも日本JCのライブラリにプログラムが登録いただいていることに感謝の言葉も尽きません。いまではJCの枠をこえ、PTAや様々な団体さまからのオーダーも入るようになりました。

 

家訓づくりの父がいる

家訓づくりの母がいる

そして家訓づくりがここにある~♪

 

家訓の父、福井会頭。そして家訓の母、橋本副会頭に改めて御礼申し上げると共に、今後の飛躍を約束し、これからもご恩を返していくことをお約束します。ノーベル平和賞受賞の際には、一緒にストックホルムにいきましょう^^

 

ありがとうございました!