家訓エンターテイメント論~ディズニーランドをぶっつぶせ!~

脂肪は厚いが器が小さい家訓ニストです。自分より上手くやっているヤツをみると、心から失敗することをのぞみ、あわよくば、乗っ取ってやろうっと画策しています


さて、そんな上手くやっているヤツの代表が、アメリカから来たディズニーランドではないでしょうか?


家訓づくりをエンタテイメントと考えると、一番うまく回しているのが、ミッキーです。ノーベル平和賞をとるのに、きれいごとばかりではすみません。まずは、ディズニーランドをぶった倒し、お金も、子ども達の心も、取り戻す必要があります



『家訓エンターテイメント論』

~ディズニーランドをぶっ倒せ


エンターテインメント(英: entertainment)とは、人々を楽しませる娯楽をいう。抽象的な意味をもつ言葉であるが、楽しみ、気分転換、気晴らし、遊び、息抜き、レジャーなどが類語となっており、エンターテインメントにはそういった意味合いを含む。似た意味を持つ言葉としてアミューズメント(英: amusement)も娯楽を指して使用され(アミューズメント施設など)、エンターテインメントの範疇に含まれる。


世の中には、たくさんのセミナーが溢れています。 経営セミナーや、自己啓発型。スキルアップに、まちづくり、ひとづくりっと・・・ しかし、どれだけ充実した時間を過ごしても、自分自身、身についているか?となると課題があります。 9割はつまらない(>_<)。そして、おもしろい1割であっても、興奮があるのはその日の夜の懇親会まで。結局、次の日の朝になるといつもの一日が始まってしまいます。


家訓づくりプログラムの制作者として、制作にあたり、意識したのが、「面白い」こと。 どれだけいいことをいっても、つまらないセミナーには、広がりや、訴求力はありません。 そして、家にかえり、翌朝に忘れる・・・のでなく、翌朝から始まていただくために、「家訓」というツールをつかい、一家で唱和いただくことを推薦してきました。 今回は、この「面白い」ところにフィーチャリングし、「楽しくなければセミナーではない!」信念を生んだ背景をもとに家訓づくりプログラムを総合エンターテイメントに見立て研究してみたいとおもいます。


セミナーを構築するにあたり、幡谷は3つの基本方針をたてていました。

① 面白いこと

② シンプルであること

③ 時間が短いこと



そして、セミナーのお手本として想定していた仮想敵国は、ディズニーランドです<(`^´)> たとえば、アンケート結果を、ディズニーランドを参考に検証してみたいと思います セミナー後のアンケートをみると、必ず「時間が短かった」とのコメントが寄せられます。


バカ正直にとらえると、90分のセミナーを、100分、200分とする方がいいともいえますが、実は時間へのコメントは、チックタックっと動く秒針のスピードでなく、「印象」の違いであると家訓二ストは考えます。 つまり、「短った」との印象は、セミナーに集中していただいた証拠であり、また、「時間がない」=「物足りない」という感覚は、セミナーへのリピーターを増やしたり、あるいは家に帰ってから家訓について考えてみる!そんな効果も期待できるものです。


これは、ディズニーランドでも実践されている心理学です。ランドの広い園内において、100%の満足感を提供するのでなく、「ビックサンダーマウンテンに乗れなかった」とか、えっトイレの前に隠れミッキーいた!?」っとか、常に「物足りない」=「また来たい」という印象を植え付けることが、印象をコーディネイトする重要なファクターになっていくのです。


ディズニーランドでは、こうした心理学を巧みに利用し、来園者に非日常を体験してもらうために様々な仕掛け用意されています。様々なキャラクターによるショーだけでなく、園内に、時計や、鏡がない点、そしてキャストと呼ばれる従業員さんが心地よい空間を演出くれます。


そして、ディズニーランドが30年以上にも渡り大人気を誇り、90%以上のリピーター率を誇るのは、施設もさることながら、そこに働く一人一人がディズニーランドで働くことの意味をしっかり、理解し行動しているからと言われています。だから、他の遊園地にどんなアトラクションが出来ようと、ディズニーランドはプレミアムのポジションで居続けられ、長い間人気を保ち続けています。 プレミアムな空気は、一つの隙も見せては行けません。施設や製品などのハード面。サービスや接客などのソフト面。すべての面で、プレミアムでなければいけないのです。


ただ、プレミアムを標榜しながらも、そうなっていないブランドも多数存在します。 家訓づくりプログラムでは、エンターテイメントの勝ち組となるため、プレミアムな空気をつくるためにこんな工夫をしています。


・キャスト(トレーナー)がつくる空気感

・のりのりの音楽

・雑談も大歓迎!


※逆に、セミナー中、一番の敵となるのがスマホです(>_<)


そしてこのプログラムのコア(核)は、受講者のお一人おひとりが、ご自身が育ってきた環境を振り返り、お父さん母さんから言われたことを思い出すワークショップに集約されます。

普通のセミナーでは歓迎されない雑談も、ワークショップの効果の1つと考え、受講一人一人が、自身の体験や、親父、おふくろとの思い出を語っていただくことに深い深い意義が生まれます


またご自身だけでなく、グループ内の参加者の様々な思い出や子育て論、に共感することで、小さいコミュニティーが発生していくのも特徴です。


何億もするマシーンや、CGを使わなくても、エンターテイメントとして成立するのには訳があります。たとえば、受講者をくるしめる「家系図づくり」も、このディズニーランド理論をいかし、ジェットコースターに乗った時のごとく、普段意識しない価値観をグラグラさせるために採用しています。


ウォルトディズニーだって、所詮はアメリカのおっさん。おっさんに出来たことが、僕に出来ない理由もありません。


家訓ランドの建設にむけ、家訓二ストは打倒ディズニーランドを目標にこれからもがんばります^^


1日しか買えない夢の国のチケットは、4~5000円。

一生つかえる家訓のチケットは、90分、そして価格は驚きのゼロ円です。



ディズニーランドは楽しい。そして教育された意識の高いキャストさんが、夢の国を演出してくれる極上のエンターテイメントです。

しかし、家訓二ストはランドは砂上の楼閣と感じています。楽しいけれど、中身がない。楽しいけど、歴史がない・・・


たとえ、ほったて小屋でも家訓二ストは地に足がついたエンターテイメントを作ってきました。高校生ぐらいの時、何をするわけでもなくダラダラ、友達とくっちゃべってたことを思い出してみてください。何の生産性もない会話であっても、その時、その時間はスペシャルなものではなかったでしょうか


いつから娯楽をお金で買うようになったでしょう?面白いことなんて自分で決めればいいこと、ディズニーランドの怖さは、人間のもつ根源的な豊かさを食いつぶいている点です。 日本には古くから「ハレ」「ケ」という考えを受け継いできました。「ハレ」とはお祭りなどの非日常をさし、「ケ」とは「日常」を指します。 ディズニーランドは、いまや日本一の動員力を誇る「ハレ」の日。家訓二ストが創るものは、「ケ」の日です。


家訓づくりは、一流のエンターテイメントにして、一生つかえるキラーコンテンツです。「ハレ」を小さいランドに詰め込んだディズニーランドに比べ、家訓二ストのセミナーは、90分の「ハレ」(お祭り)は、濃密に「ケ」をつくる類のものです。自分自身も忘れている「ケ」の中に潜む面白さや、尊さを「ハレ」(セミナー)のなかで楽しむ古くて新しいエンターテイメントなのです!

 

 

イッツ ア スモールワールド

家庭という最も小さな単位から社会を明るく豊かにかえていきましょう

 

家訓づくりをきっかけに、幕張までいかなくても、皆様の家庭の中に、ランド(夢の国)を建国していってください^^