受けた恩は石に刻め~西宮JCさまのお話~

 

 

 

 

 

 

 

 

かけた情は水に流せ 受けた恩は、石に刻め。


お話は2012年2月までさかのぼります。

家訓の神と言われる幡谷ですが、セミナー開催時には、私自身が一番、勉強させていただいています。


今日は、2012年2月に開催いただいた西宮JC様とのご縁と、時をはさみ、15年9月20日に実施させていただく家訓の不思議なつながりと合わせて、JCの素晴らしさをブログで紹介させていただきます。



「かけた情は水に流せ、受けた恩を石にきざめ」との格言をご存知でしょうか?

のどもと過ぎれば何とやら、自分自身も頂戴した御恩をいつの間にか忘れてしまうことが何度もあります。


受けた恩をいつまでも記憶しておく。そして時をまち、相手が困ったときには、その恩に報いるべきだと感じています。

そんな教訓を実践してきた西宮JCさんです。


2012年、西宮で、家訓づくりプログラムを開催した際、感動的な理事長挨拶を伺うことができました。


当時は、東日本大震災発災から約1年。ようやく復興への道筋がつきはじめた一方、福島では、原子力発電所の事故の影響により、先の見えない戦いが続いている時期でした。


吉岡理事長(当時)は、例会の冒頭の挨拶で、熱い熱いメッセージをメンバーに発しました。


西宮JCの事務局には金庫があり、その中にはお金でなく一冊の古ぼけたノートが保管されているそうです。

そのノートには、1995年阪神淡路大震災の際にお世話になった友好LOMさまの名前が刻まれており、代々の理事長は、このノートに記された、ご恩を必ず返すことを誓ってきたそうです。


そして2011年東日本大震災の発災。被災経験のある西宮JCさまでは、支援物資や現地での支援に駆けつけたことは、言うまでもありません。


この日の例会のスピーチでは、復興支援から1歩進んで、放射線の被害に苦しむ浪江JCさまと、友好LOMを結び、徹底的に支援していく必要性をLOMメンバーに訴えかける内容でした。


西宮JCでは、阪神大震災でのご恩を返すために、1つのLOMを10年、20年と継続して支援する道を選択したのです。 その後、西宮JCさまでは、浪江JCに友好ロムの締結を打診。また線量の高い被災地域の視察等を実施されたことをWE BELIVEの誌面上で拝見しました。


被災地だからこそ分かる苦しみと、被災地だったからこそ出来る本物の支援に、ただただ驚くばかりでした。

「こんなすごいロムがあるんだ・・・」っというのが当時の幡谷の感想です。


それから4年。2015年9月19日~21日の日程で、浪江JC、南双葉JC、西宮JCさまの共催による被災地での親子体験事業のお手伝いのため、家訓づくりプログラムを開催させていただくことになりました^^


単年度制のJCにあって、複数年にわたって継続し支援を続けることは並大抵の覚悟ではできません。そして、口ばかりの支援でなく、5年たった今でも、西宮JCのメンバーさんが現地まで足を運び、一緒に汗を流しがら、1つの事業を構築されていることに、改めて驚かされました。


JCってすごい!


幡谷が担当するのは、西宮から参加される親子づれの皆様と、被災地で生活するご家族とが一緒に家訓づくりに挑戦する部分でのお手伝いです。


昨年もセミナーを開催させていただいた南双葉JCの小野田直前理事長からは、被災地の現状を知っていただき、また教訓として、今後の減災、そして健やかな子どもたちの成長を助けるプログラムにしてほしいとのオーダーを頂戴しています。


かけた情は、水に流せ 受けた恩は、石に刻め


今、福島でしか出来ない体験がある。

そして、今。福島でしか発信できない価値観がある。


家訓づくりプログラムに新たな命を吹き込んでもらった面持です。 頂戴したご恩に報いるためにも、福島での親子の体験家訓を成功させます!