「名家の家訓」の発刊に際しての紹介文(ラフ原稿)

 ※山口先生から連絡をいただき、著作の発刊に際し、先生の運営される寺子屋モデルの機関紙へ、紹介文を書くよう依頼を預かりました


まだラフ原稿ですが、ブログにアップしておきます


 寺子屋モデルのHPはこちら^^

http://www.terakoya-model.co.jp/


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「名家の家訓」の発刊に際して 

  水戸JC シニアクラブ 幡谷哲太郎 

 

日本青年会議所のメンバーとして、先生のお導きのもと「家訓づくりプログラム」を開発させていただいた、幡谷哲太郎です。青年会議所を卒業した後も、家訓づくりを広げる活動を天命だと感じ、家訓二ストと自称し、全国でセミナーを続けています。

 

山口先生との出会いは、平成二三年にさかのぼります。

 

当時、日本青年会議所では、戦後の教育のもと、利己主義や拝金主義に染められた日本人に必要なものは、古くから受け継がれてきた誇り高き精神性だと定義し、その打開策として徳溢れる心を広く日本中に広める必要性を考え、「家訓づくり」の運動に着手したところでした。

 

 

「家訓づくり」といっても、何のノウハウもなく、右も左もわからない状況のなか、福岡青年会議所 江藤(OB)さんの紹介で、山口先生とお会いする機会を頂戴し、家訓づくりのレクチャーだけでなく、寺子屋モデルの活動や、すべての日本人に生き方の手本(モデル)を灯す活動に、感銘をうけたことを昨日のように覚えています

 

その後、日本JCでは、先生に頂戴したアドバイスをもとに、家訓を制作するセミナーを開発し、以降全国160カ所、累計で7000名強の受講者をお招きする人気プログラムに成長させることができました。

 

「家訓づくりプログラム」は、ワークショップや映像を組み込んだもので、VTRには、家訓の唱和を実践されてきた山口家の家族の歴史を紹介しています。山口先生はもちろん、娘さん、そして、お孫さんまで登場いただく内容で、とくに、お孫さんが、家訓の唱和を元気に唱和をしている姿は、多くの皆様にご好評をいただいてきました。プログラムの制作の過程で、お知慧をお借りばかりか、先生のご家族まで登場いただいたことに、紙面を借り、改めて御礼申し上げます。

 

さて、今回の「名家の家訓」~人生を開く処世の言葉~の発刊に際しても、山口先生からお声掛けをいただき、本の制作の現場に、同席させていただく基調な体験をさせていただきました。先生の口からあふれ出る金言の数々はもちろん、「家訓」という、日本人の智慧がつまった財産の素晴らしさに改めて気づかされる機会となりました。

 

今、日本の価値観は、漂流するばかりでなく、間違った方向性に進んでいるのは明白な事実です。戻る場所、そして、子供たちには明確に指し示す指針がない限り、この漂流からは抜け出れません。

 

「名家の家訓」には、日本の歴史をいろどってきた偉人、名家の家訓の中に、現代の日本人が失った座標軸が示されています。人生で迷う場面、あるいはヒントが欲しい時に、この本は、多くの可能性を指し示してくれることでしょう。

今回、先生の著作が全国に並ぶことで、著作を通じ、先生の精神性が伝播され、私自身が学んだように、志を受け継ぐ、学徒が誕生することを確信しています。

 

また「名家の家訓」には、先生の強い推薦もあり、巻末に「家訓づくり」のノウハウが収納されている点も特徴です。読むだけでなく、家訓づくりに挑戦できる内容になっていることで、金言に触れるだけでなく、自分自身が伝えるべき言葉を選定し、家訓をつくり、家族、子供たちに、確かな人間形成を図る内容になっています。

 

社会を構成する一番小さく、そして一番大きい単位は、「家族」です。社会の改善のためには、「家」の問題を解決をすることが、一番の近道であると考えています。今回の発刊をきっかけに、家訓の素晴らしさが伝わること、さらに、巻末の家訓づくりに挑戦いただき、創作家訓をもつ家庭が広まることで、社会に横たわる様々な問題は、前向きに動き出すものと確信しています。

 

師というにはおこがましい限りですが、先生に薫陶をいただいた一人の生徒として、今後も先生の背中をおって、家訓づくりのセミナーを広げていくことはもちろん、「名家の家訓」の発刊を機に、確かな価値観をもった未来を担う日本人を一人でも多く育てられるよう、これからも先生の歩みの末席を汚させていただければ幸いです。

 

ひとりでも多くの方に読んでいただきたい内容です。ぜひ、知人や友人、そして志を同じくする皆様にご紹介ください