「国鉄」をかえた魔法のスイッチ

平成27年3月14日、JRのダイヤ改正により、北陸新幹線が開通し、富山、金沢までの移動が格段に楽になります^^

 

そして、茨城と東京をむすぶ「スーパーひたち」もマイナーチェンジし、上野発着だったものが、東京、品川着の電車が登場します

 

いま、JRの快進撃が止まりません。好決算を叩きだし、駅中(えきなか)と呼ばれるモールを駅構内に展開するほか、エスカレーターや、転落防止用の柵の設置。なにより駅が綺麗で、職員さんも親切です^^

 

しかし、いまから30年ほど前、国鉄と言われた時代には、累積赤字に苦しみ、サービスもひどく、そのくせストを連発し、国民にも、そして国全体でも、厄介者という扱いでした。

 

当時の赤字は、なんと37兆円。国が23兆円余りを引き継ぎ、残りを分割されたJR各社が分担し、新会社はスタートされました。

それから30年、JRは、借金の完済にめどをつけ、年間2000億円もの納税と多くの雇用、そして地域の発展を担っています。

 

専門家は、JRのおこした奇跡を、様々な角度で分析していますが、家訓ニストの考える一番の違いは、職員さんの「マインド」(精神)であると考えます

 

国鉄時代は、1兆円もの赤字を生んできた組織が、今は同じだけの利益を生み出す集団に変化しています。たとえば、近年話題をあつめた東京駅の修復工事では、JRは、国の予算に頼らず、東京駅の空中の権利を周囲のビルに売ることで、1円の支出もせずに500億円もの建設費用を捻出しました。30年前は、放蕩息子だった国鉄が、どうやって、孝行息子に生まれ変わったのでしょう?

 

人や、組織には、「やる気スイッチ」があります。

そのボタンをみつけ、そして押せるか?が、成功へのカギが眠っているのです。

 

ひとは麦のみで活きるにあらず。

あなたのやる気スイッチはどこにありますか?

そして、あなたは誰のために働いているのでしょう?

 

誰かのために生きる人間はつよい。

赤字と戦いモガキ苦しんでいた国鉄時代のJRは、もしかしたら、国鉄のために戦っていたのかもしれません

しかし、JRとなり、内側にあったマインドが、「お客様のために!」と変換された時、奇跡は始まったのです

 

家訓づくりの隠れた効果に、この「やる気スイッチ」の存在があります。

目的地は明確にした方が、努力のしがいも、勉強のしがいもあるのです

かつての国鉄のように、家族が、ぎくしゃくしている人はいませんか?そんな時こそ、家族にとっての大事なものを思い出し、それを守り伝えていきましょう

ちいさな幸せを確認していく作業は、やがて、家族全体、そして子どもたちの未来を輝かせていくはずです

 


3月14日のダイヤ改正にともない廃止される「スーパーひたち」はJR発足時に最初に竣工した新型電車でした。当時、小学生だった家訓ニストも、これから始まる未来に胸を弾ませていたことをよく覚えています

あれから30年、茨城に新幹線が走ることはなさそうですが、旅は快適なものになっています^^

 

ありがとうスーパーひたち! そしてお疲れ様でした。