「評価」が「貨幣」を上回る時代へ

地方にある問屋のおっちゃんである家訓ニストが、タモリさんが予言した世界を救う新しい資本主義について、考察をしてみます

 

家訓づくりを研究していく中で、日本にある老舗企業の特異性に気づきました。

 

グローバル化が進む世界経済にあって、日本の企業体質に改善を求められる一方、改革と言われた施策がうまくいっていないケースも多いようです。

 

これって、古いとされてきた日本の方が進んでいたんではないか?という疑念がわきます。そして日本型の経営、とくに社訓、家訓を伝えきた老舗企業の知恵の中に、世界を救う新しい資本主義が隠れていると確信しています

 

近江商人には、古くから「売り手よし、買い手よし、世間よし」という家訓が伝わっています。売り買いをする【貨幣】だけでなく、世間の【評価】という軸を大事にしてきた証しです。

 

企業の寿命が30年というなか、日本には創業200年をこえる会社が3000社も存在しています。会社が長く続くということは、社会から必要とされてきたことの裏付けです。この事実こそが、【評価】が【貨幣】を超える新しい資本主義の可能性です。

 

不用意な拡張や破壊を止めて「自然を美しいものとする優しい日本に戻れば、この国に明日はある」とは、故人・司馬遼太郎さんの言葉 です

 

そしてタモリさんは、「やっぱり、大多数がそれを合意できるような何かに手を加えて、ちょっと違う、新たな資本主義ができるのは、日本の勤勉さと、従順さ、秩序さ、それを持ってる国民の日本じゃないと、できないんじゃないかと思うんですよねぇ」と、日本が先駆けて新たな社会体制を生み出す可能性を予言しました。

 

家訓ニストは、この新たな社会体制を、【評価】が【貨幣】を上回る社会体制だと提言します。つまり「いいね」革命です^^

 

老舗企業以外にも「いいね」革命は始まっています

 

経済面では、思惑買いという切り口で説明ができます。パソコンが普及するちょっと前、検索エンジンの便利さや、可能性は一部の人の妄想にすぎませんでした。しかし、「いいね」を感じた一部の起業家や、投資家が、マーケットの可能性を信じ思惑買いをしていったのです。

ソフトバンクの孫さんもその一人で、1995年、立ち上げまもないヤフーに200万ドルの投資をしました。結果、その投資は何兆円という莫大なキャピタルゲインをもたらしています。投資直後には批判にさらされた孫さんでしたが、検索エンジン登場後のインターネット上での便利さという【評価】が【貨幣】を上回ることを見抜いていたのでしょう

 

物をつくって、利益をのせて売る。これが20世紀までの経済でした。

しかし21世紀は、【評価】が【貨幣】を上回る時代なのです。

事実、あなたも、食べブロの評価で、店を決めていませんか?そして、あなた自身が、ブログに書き込んだり、「いいね」を押すことで、双方向に評価の精度を高めています。これは飲食店だけでなく、大手企業まで、ぼんやりとした印象がマーケットを支配しはじめた証拠です

 

そして変化は、経済面だけでなくライフスタイルにも起こり始めています

【貨幣】よりも、生き方を選ぶ人が現れ始めたのです。

 

資本主義の、行き詰まり感は、システムそのもののごじゃっぺさに由来しています。実態を伴わないバーチャルなお金が何千兆円という規模でマーケットをグルグル行き交っています。この架空のお金を全員が引出、商品を買おうとしても、地球にはそんなに商品はありません。つまり、使えないお金に一喜一憂しているのが資本主義の本質です。


日本にある昔からの格言で

「起きて半畳、寝て一畳。天下をとっても飯2合」というものがあります


なんぼお金を稼いでも、手が届く範囲は畳一畳分。そしてなんぼお金を稼いでも、飯の量は結局同じ、だったら何を大切にすべきなのでしょうか?


「いいね」革命の具体例として、プロ野球の黒田投手をあげます。バリバリのメジャー選手の黒田は一説には20億円というオファーをけって年俸4億円の日本球界に復帰します。これは、【貨幣】でなく、内なる心の声に従った「いいね」革命です。

また、同じく野球選手でキューバの至宝と謳われたリナレス選手は、年俸数十億。総額2~300億円というオファーを断り年間300万のキューバ野球でプレイを続けました。


この時、リナレスの言った言葉に、【評価】が【貨幣】を上回る「いいね」革命をみることができます。

「大好きな、野球に、妻と子供がいて他に何がいるんだい?」っと・・・



タモリさんは言いました。

「大多数がそれを合意できるような何かに手を加えて、ちょっと違う、新たな資本主義ができるのは、日本の勤勉さと、従順さ、秩序さ、それを持ってる国民の日本じゃないと、できないんじゃないかと思うんですよねぇ」と、


家訓ニストは提言します

【評価】が【貨幣】を上回る新たな資本主義はもう始まっているのです

そしてこの革命を「いいね」革命と命名します


「いいね革命」の根本をなす、貨幣でなく、自分の内なる声に従う生き方って、難しいようで簡単です

余命1ヶ月と診断されたと妄想して、あなたは何をし、そして誰に何を伝えますか?その答えが、自らの心の声です。


家訓づくりプログラムも、家訓づくりを通じて、伝えたい言葉(=心の声)を発掘するセミナーです。このブログに賛同いただければ1回目の「いいね」を。そして「いいね革命」の担い手として、セミナーを受講いただき、一度しかない自分の人生に、「いいね」をお願いします^^