スターバックス1号店に行ってきました

画像:スタバ1号店!
画像:スタバ1号店!

家訓二ストの旅行記です。旅先で感じたことをブログにアップさせていただきます

 

第一弾は、「スタバ」 世界を席巻するスタバの1号店にいってきました

ネット社会がすすみ、世界中のことが手に取るように分かっても、それは、結局わかった「ふり」だけ
あなたの二本の脚がたった場所だけが、本当の「世界」なのではないでしょうか?

 

世界の中心で「おれっ」と叫ぶ

家訓二ストが2本の脚で感じた世界を数回にわけご紹介していきます^^

 

画像は、シアトルのマーケットプレイスにあるスターバックス1号店の写真です。

スタバは、1971年に起業され、この小さな店舗から出発し、現在世界中に2万舗を展開する世界一のスペシャルコーヒーの会社に成長しました。

1号店は、場所も、ビジネス街という訳でもなく、むしろその逆。魚屋さん、花屋さんが並ぶ市場の一角にポツン っとある印象です。

 

現在も当時のロゴのまま営業をつづけるスタバ1号店は、シアトルの観光名所です。店内では、世界中でここでしか買えないオリジナルグッツを販売しており、大人気になっていました。っていうか、購入まで1時間近く待つ、ありえない行列でした(ー_ー)!!

 

画像にあるロゴは開業当時のもの、今もデザインは踏襲されていますが、格段にグロイ?ロゴマークに仕上がっています。このマークは、ギリシャ神話に登場する「セイレーン」という怪物がモチーフで、上半身が女性であり下半身が二股の魚という姿で、その美しい歌声をきくと、漁師は誘われ遭難する・・・というお話です。ただし、人魚は、このセイレーンがもとになっており、怪物?というより漁師街のコーヒー屋さんらしく人魚をロゴにしたのかもしれません

 

スターバックス、あるいはタリーズコーヒーは、スペシャルコーヒーといわれる新しいジャンルの外食産業です。

その特徴は、味やメニューはもちろん、「空間」を提供している点だと考えます

家訓づくりの資料の多くはスタバでつくってきた歴史があるし、そんな自分に酔っていられる?というのも店舗の特徴ともいえます。

 

スタバにいるぼくって、かっこいい!

 

そんな会社のイメージをつくったことに、スペシャルコーヒーが飛躍してきた秘密があります。

デフレ化が進み、日本の多くの外食産業が値下げ競争で首を絞めあっているなか、「空間」を装置に使い、高い価格帯でお客様を満足させるビジネススタイルは、お手本にしないといけません。

マクドナルドが安さを追い求め、客離れと、商品管理の問題で、中国産のチキンナゲットで大打撃を食らっているのと比べると、「空間」の大切さを知ることができます

 

マクドナルドも1部店舗で、スペシャル?コーヒーを併設していますが、おしゃれな外見、心地よいソファーまではマネできても、「空間」までは再現できていないようです。なんどか利用させてもらいましたが、客層?というか、こどもが走り回っている・・・というか、深く考え事ができる雰囲気ではありませんでした(*_*)

 

「空間」を大事にするスタバの成功は、人間を豊かにするヒントを隠していると家訓二ストは考えます。

つまり【ひとは麦のみで生きるにあらず】の格言のとおり、ただ栄養を補給する?だけの食事、あるいは、単に食卓に集まっているだけの食事をしていませんか? そこに、「豊かさ」があるか考えてみてください

 

スタバの成功は、空間の心地よさにくわえ、コミュニケーションの場としての成功なのかもしれません

友達とダラダラはなす場所、その場所を作ったことが成功の秘訣です。

 

一昔前の娯楽の王様といえば、テレビです。しかしその視聴率はどんどん下がっています。一般にはパソコンや、スマホがコンテンツを提供することで、娯楽の多様化が進んでいると分析されますが、家訓二ストの認識は違います。

テレビの敵は携帯にあらず。テレビの敵は、「ひと」。つまり膝をつきあわせたコミュニケーションだと断言します

 

その新しいコミュニティーをつくる「空間」を提供しているのが、スタバなのではないでしょうか?

 

時代は新しい商売をつくり、新しい商売は時代をつくります。

しかし、最後にかつのは「ひと」に近いものを提供したものが厳しい市場に生き残るのでしょう

 

スタバ1号店に立った時、スペシャルな「空間」が醸し出す磁場の力を感じました

そしてその成功は、偶然ではないとも思いました。

スタバを生んだシアトルの街は、人口60万ほどの中核都市です。日本でいえば宇都宮ぐらいなのかな?

しかし、シアトルは、スタバだけでなく、世界一の飛行機会社のボーイング。マイクロソフト、近年ではアマゾンまで、マーケットを席巻するモンスターな会社を生み出す街でもあります。

 

スタバの1号店で、感じた空気は、弊社にも、水戸にもあるのかな?

街がひとをつくり、ひとが街をつくる。現在人口30万規模の水戸市ですが、水戸藩時代のエリアをふくめれば人口60万の都市となります。また、ひたちなかの港や、茨城空港もそのエリアの中に含みます

 

打倒シアトル・・・いけるんじゃない!? 

スタバに入るための長い行列のなかで、そんなことを夢想しました。