水戸JC 5月例会 第39回「ちびっ子広場」開催報告

水戸JCの5月例会 第39回ちびっ子広場が閉幕しました。

私自身、JCメンバーであった父に会うために、母に連れられ参加したのがこの事業。39回目の開催、そして家訓ニストも39歳・・・ ちびっ子広場と共に、成長し、いつのまにか設営側に回っています。 

 

「ちびっ子広場」とは、水戸JCが誇る継続事業で、偕楽園をのぞむ四季の原と呼ばれる大規模公園で行われる子供むけの一大催事です。都市型公園としては世界第2位の偕楽園公園を舞台に50あまりの団体が集います。そのほとんどが無料で楽しめる内容で、小さいお子さんから大きいお友達まで1日中遊んでいただける内容です。

 

その特徴は、交通安全を主眼に、多くの団体、催事を組み合わせ開催することで、1団体では達成できない動員力と、様々な相乗効果を生むイベントです。この日も主催者発表2万人の来場者をお招きすることができました。

 

家訓二ストも、幼少期にJCメンバーであった父に連れられ参加したことのある思い出深い事業です。自分が参加していた事業が、いつのまにか自分が設える側になっていました。子どもを育てるだけでなく明日のJCマンを育てる!というのも継続事業ならでのヒストリーですね^^;

 

 

多くの子供たちを招く、「ちびっ子広場」には39回分の目に見えないノウハウが蓄積されています。

まず、ボランティアさんの多さ。これは近隣の専門学校、学校さんと協力してきた中で、ちびっ子広場を1つの授業として採用いただき、子供たちとの触れ合いを「単位」として認定いただいた効果です。他にもステージ催事に登場する子供たちまで含めれば2~300名のボランティアさんがお手伝いにきてくれます。

次に、出展団体さまとの信頼関係。50を超える団体さんが、当日までほとんど打ち合わせもなく、当たり前のように現れ、催事が終われば去っていく・・・ JCが、用意するのは駐車場の券ぐらいかもしれません(*_*) そのうえ、撤収の際には、声掛けしなくても、レンタルでお貸しした長机、いすをそれぞれテントの外側にだし整然と並べ、片付けやすい工夫までしてくれます。

 

まちづくりの視点から考えると「ちびっ子広場」は1つのプラットフォームです。目的の違う様々な団体さんが、ちびっ子広場という駅にあわせ一同に介します。準備まで半年。そして、撤収はわずか数時間・・・ それが水戸の豊かさ、そして水戸JCの心意気です。

 

しかし、単に遊んでもらう!ということであればイベント屋さんです。

歴代の理事長、そして担当委員長さんは、様々な工夫をこらし子ども達に何かを伝えよう!と39年もの歳月をかけてきました。

ここでは、ちびっ子広場を例に、子どもに何かを伝えるための、手法について研究してみます。

 

①イベント型・・・多くの子供をまねき、とにかく楽しませる

②キャンプ型・・・ちょっとつらい体験をさせ、思い出をつくる

③プログラム型・・公開授業? 出前授業。

 

それぞれ、メリット、デメリットがあり、たとえばイベント型では、人数は多いかわりに雑になってしまう点。また365日の中のたった1日で何を変えられるのか?検証も含め、難しい面があります。

次にキャンプ型は、親元をはなれ生活するだけでなくJCならでの、過酷さや、楽しさを、協働作業のなかで学んでいくものと考えます。体験を通じ「伝える」ことができるのが最大のメリット。しかしデメリットは、費用の面、また人数を多く招けない点があげられます。設営側の負担も半端ないんですよね(-_-;)

 

最後にプログラム型。このメリット、デメリットを明確に説明できるでしょうか?

 

デメリットは、地味な点。よっぽどでないと訴求力に期待を持てず、子供たちに募集をかけても来てくれません(*_*)

また、楽しくない内容だと、子供はあっという間に、飽きちゃいます。参加員数も、せいぜい1クラスぐらいが限界。なおかつJCが仕掛ける道徳系のプログラムでは、楽しさが担保できてないケースが多いようです。

 

次にメリットです。プログラムの最大のメリットは、「ひとり歩き」です。

この時の「ひとり歩き」とは、プログラムが完成した際、資料、シナリオを公開することで、自主開催が可能になり講師派遣に限らず開催が可能になる点です。

日本JCで、13年度に開発した子どもむけの領土領海プログラムでは、多くの自主開催に成功し、計100か所以上での展開に成功しています。また福岡JCさまが手掛けた偉人伝も、プログラムの成功例として挙げられるのではないでしょうか? 

 

イベント型では、多くの子供を招くかわりに、毎週毎週の開催はできません。またキャンプも制限があります。しかしプログラムでは、場所と時間を限らないことから、教室や公民館、放課後、土曜学習と、ヒトから人。地域から、地域。そしてブログから世界へ・・・っと波紋のように運動が拡散し、伝播していくことが可能になるのです!

 

水戸青年会議所では、ちびっ子広場に加え、夏のキャンプ「ちびっ子平成弘道館 体験版」。そして、連続開催される寺子屋をそれぞれ主催しています。さらに、プログラム型を充実させていく方針で、ご存知「家訓づくりプログラム」。そして子供むけの「水戸偉人伝プログラム」の開発。他にも思いやりの心をまなぶプログラム(仮称)を開発、発信すべく鋭意準備中です。

 

JCはイベント屋にあらず。

ちびっ子広場というドデカイ事業があるからこそ、草の根の運動や、様々な問題への解決の道筋としてプログラム化を提案していきます。子どもたちを預かったとして365日のうちのたった1日です。しかし体験を通じプログラム化に成功するば、365日中の364日に訴求できる子どもたちの人生が変える尊い挑戦になるのです。

 

運動を組み立てるうえで、それぞれのメリット、デメリットを分析し、発信するだけでなく時には行政とも喧嘩して、ひとづくり・まちづくりをしていくのがJCです。わたし自身がJCで学んだように、この教場に多くの仲間、そして市民の皆様をお招きできるよう改めて、精進していきます(p_-)

 

 

ちびっ子広場に限らず、家で帰りまつ家族を捨て?JC運動にまい進するメンバーの皆様。例会、事業にご家族をお招きください。奥様の視点からすれば、そんな安い罪ほろぼろしはない・・・ともいえますが、がんばるあなたの背中は、きっと息子さん娘さんに伝わっていってます。家族にさえ伝えれない事業に地域を、世界をかえる力なんてありません。一緒にいる時間はもちろん、いられない時間にこそ家族をおもい行動しましょう。っと自分に言い聞かせておきます(-_-;)

 

JCメンバーだった親父がみせてくれた景色はキラキラしたものでした。

ちびっこ広場や、あるいは水戸黄門祭りで、仲間に囲まれ堂々と振る舞う姿を誇らしげに思った記憶があります。

 

自分が、そして仲間と一緒につくりあげてきた多くの事業をつうじ、僕自身が受け取ったバトンを子供たちに、手わたししていきたいとおもいます。ちびっ子広場の開催にあたりご尽力いただきました関係者の皆様に厚く御礼さしあげると共に、ご恩に報いるためにも、家訓づくりプログラム、そして水戸JCが発信する様々な運動の昇華をお約束させていただきます。

 

ありがとうございました。

 

  

 

 

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コメント: 2
  • #1

    jc (火曜日, 27 5月 2014 07:38)

    活動内容がわからなかった。公園を安全に解放したのかな?。離婚を促進??

  • #2

    幡谷哲太郎 (火曜日, 27 5月 2014 10:54)

    →jc様 コメントありがとうございます。
    ちびっ子広場は、屋外型のイベントで、こども達にとにかくたのしんでもらおう!という企画です。長い歴史があり、わたし自身参加したこともあるのですが、水戸以外の方だと分かりにくい内容になってしまいました(*_*) もちろん離婚を促進するわけでもないので、その辺を新しいブログで紹介しています。ちょっと編集もいれておきます。