水戸JC 平成弘道館「寺子屋」 田植え体験&徳パック 報告

画像:子ども達の田植え体験
画像:子ども達の田植え体験

5月11日 水戸JCの委員会事業として、平成弘道館「寺子屋」 田植え体験&徳パックを実施させていただきました。

 

水戸JCでは、昨年度の唐笠委員長が実施して以来、子どもたちに通年を通じ学ぶ場所を提供するために寺子屋事業を開催しています。本年は、内山委員長の発案で、田植え、稲刈り、収穫までを1つのサイクルとして、順次寺子屋を企画していきます。

田んぼがそこらじゅうにある茨城ですが、水戸は都心部?なのか、子どもたちに田植え体験をさせる学校はないようです。この日も、事業の主旨をまとめチラシをまいたところ、予想を上まわる応募をいただき50人をこえる規模での寺子屋となりました。

 

晴れ渡る青空の下、裸足で泥につかり、苗をうえる体験は、子ども達にとって忘れられない一日になったのではないでしょうか?

・・っとここで終わってしまえば、思い出づくりですが、これは学びの場としての平成弘道館「寺子屋」です。

苗を植え終わったあとには、家訓ニストによる子ども達への「徳パック」を提供させていただきました。

 

「徳パック」は、13年度の未来を切り拓く日本人育成会議の西村議長のもと、徳育のために開発されたプログラムで、日本JCでは、14年度も引き続き展開をしています。

本来であれば、パワーポイントをつかい子どもたちに考えてもらいながら進行するのですが、あいにくここは田んぼの中、急きょ、パワーポイントの内容を、クレヨンで画用紙に置き換え、紙芝居方式で、徳パックを進行してみました

 

「田植え」をおえた子どもたちに、稲がごはんになるまでの過程を勉強してもらい、さらに、「いただきます」の意味をお父さん、お母さんを交え一緒に考えてみました。

 

まず、誰にいただきます?なのか・・・

 

「お父さん、お母さんにいただきます」

「お米の神様にいただきます」

「命にいただきます」

たくさんの意見をだしていただきました。

 

そして、魔法のことば「いただきます」の次は、なんで「ご飯粒を残しちゃいけないか?」を考えてみました。

 

子ども達に自分たちで植えた苗からできるお米を残せるか?質問したところ全員が残さない!っと言ってくれました。

同じように、毎日みんなが食べているお米も、お百姓さん、お父さん、お母さんがみんなのために用意してくれた宝物なんだよ?っと、だったらみんなはご飯を残せるかな?っと、訴え、子ども達を誘導?し、最後は全員で「ご飯粒を残しません!」宣言をして徳パックの終了です^^

 

これが徳パック?っと感じる方もいるかもしれません。

しかし、これが徳パックなのです。このパックで重要なのは、「道徳とは実践である!」というポリシーです

逆に、どんな素敵なフローをたどっても、実践なき道徳はただの寝言。多少強引とはいえ、田植えの体験&ご飯粒を残さない宣言をした子ども達は、「徳」の道を歩き出したものと家訓ニストは考えます。

 

とはいえ、子どもたちへ、お昼に提供したお弁当の片づけをしたところ、ご飯粒が残っていました(*_*)

 

田植えをし、徳パック1回で、そんなに簡単に効果はでないようです・・・ しかしこの挑戦には家訓ニストなりの手ごたえもあります。

田植えだけ終わったらイベント。そして、教室で座学だけで終わったら寝言。しかしこの2つを組み合わせるとイノベーションが起こるのです!

道徳とは実践である!(BY 西村議長)徳の道をとく家訓ニスト&水戸JCの新たな挑戦です

 

水戸JCでは1年をかけ、稲の生長にあわせ様々な寺子屋を実施していき、道徳を実践できる、ご飯粒を残さない元気な子どもを育む予定です。そして、体験学習&徳パック。こんな組み合わせを広げることで、水戸エリアの土曜学習に採用され、地域全体で徳育と茨城の空気、風、水を体感できるようなカリキュラムになることを夢想します。

 

2日前にオーダーされたとは思えない素晴らしい事業になりました(-_-;)

内山委員長、もうちょっと早くいってね

だけど、この寺子屋は素晴らしい事業です。ぜひ秋の収穫の際には家訓づくりも取り入れて年間を通じての徳育事業に成長させてください!

 

さいごに田んぼを提供くださった田中さんありがとうございました。

結局、きれいごとをいっても田んぼの見守りは丸投げしかできないのが現実です。ご恩に報いるためにも、徳溢れる笑顔あふれる子ども達をこの寺子屋事業から送り出したいと思います。