いばらき独立宣言! ~ヤンキーさんが世界を救くう~

画像:大好きな警察官と談笑する土子様(仮名)も、現役ヤンキーの一人です
画像:大好きな警察官と談笑する土子様(仮名)も、現役ヤンキーの一人です

茨城で飲み会をしていると、「昔は悪かった・・・」自慢がはじまります。

よく聞いてみると今でも悪い人?ばかりなのですが、他の地域では絶滅したはずの暴走族や、いまいちいけてない不良さんも、茨城では現役でがんばっています。

 

明治のはじめ、日本狼は、家畜を食い荒らすやっかいものとして駆逐され、気が付くと絶滅をしてしまいました。結果、植物連鎖がくずれ、森は荒れ、家畜にとっても、依然より環境が悪くなりました。

 

価値観は、時代の中では正義にも悪にもなるもの。今の時代に必要とされていなくても、その可能性を否定してはいけません。ほろびくヤンキー文化を育成し、継承する国、いばらき。それは、多様性という無限の可能性をひめたチャレンジなのです。 

 

ヤンキーさんの特徴は、見た目は悪いが、総じて義理がたく、仲間を大切にする素敵な人々です。そして第2の特長は、結婚、出産が早い! そして、女、子供を育てるために、手に職をつけ、土方さん、あるいは職人として、腕を磨いていくものと定義します。多くの子供に囲まれ、昔は悪かったな・・・っと仲間と集い大いに騒ぐ。それって、人間として満点の生き方なのではないでしょうか?

 

世界をまわすのは、エリートさんでも、サラリーマンでもない。

ヤンキー主義は、ちょっと悪さをしたって、汗をかき、社会をつくり、そして人間第一主義を貫ぬく尊い生き様なのです。

 

今日は、不器用で人間くさい、ヤンキーさんを束ね、ひいては、茨城の独立を提唱する家訓ニストの社会派?脱線コラムです。

 

わが茨城は、人口300万人、実は京都や、広島、宮城よりも人口が多く、また工場立地も多いの豊かな郷土です。なかつ食糧自給率は、100%をこえ、東京人は、いばらきの野菜ぬきでは生活できない、実は日本国から独立ができる数少ない県なのです。

古来茨城は、常陸の国と呼ばれ、常に陸がつづくという意味から名づけられました。また常陸国風土記をよめば、常世の国(理想郷)と表現され、「海の幸、山の幸が豊富にあり物産にことかかない」とも記述されています。この豊かさはいまも続くものです。

問題は、なぜそれだけ豊な国が、いまいちパッとしないのか、なおかつ魅力度ランキング47位の辱めを受けなくてはならないのか?という点です。

 

これは、中央集権の名をかりた奴隷貿易を強いられているに違いありません。

豊かな茨城の幸(さち)を奪う東京人の策略にきづき、今こそ独立をめざそうではありませんか!茨城という地上の楽園を、いまこそ、いばらき県人の手に取り戻しましょう!家訓ニストは、提言します。われわれは、茨城を独立させ、地上に「ごじゃっぺ」という名の楽園をきづくのです。

 

メガロポリスいばらきを含め、江戸時代には300余藩が地方をおさめ、仙台、金沢をはじめ、多くは豊かであったことが実証されています。しかし、平成の世の中に、「豊かさ」が実感できる街や、市がどれだけあるか?はなはだ疑問です。 

 

これはいったいどういうことでしょう?江戸時代に豊かな藩として自立していた地域の人たちが、今はもう無理だと言う。ほとんどの人が国からのカネ、つまり地方交付税交付金がなければ、やっていけないというのです。

 地方交付税交付金は、国税である所得税や法人税、消費税などを原資にして、地方の財政状態に応じて交付する資金です。豊かな地域の税収を貧しい地域に分配する「再配分」の機能を担っている。その額、2012年度の当初予算額で17兆5000億円に達しています。

 ほとんどの地方自治体が「自立は無理」と感じるのは、数字が示しています。全国に市町村は1719(東京23区を除く)あるが、これに47都道府県を加えた1766自治体のうち、いくつが「自立」しているか。つまり交付金をもらっていないかである。これを「不交付団体」と呼ぶのだが、12年度では何と55自治体しかない。都道府県では東京都のみなのです。

 

茨城では、神栖と東海村が、不交付団体となります。すでに「独立」を果たした尊い街です。

神栖は、鹿島臨海工業地帯からの豊富な税収が、そして東海村には、原発マネーと批判される毒まんじゅうが配られ、豊かさを担保しています(*_*)

 

同じく、大きな企業がある街、たとえばトヨタグループの本拠地、愛知県豊田市も不交付団体の1つです。

では、その豊田市が、ドバイや、カタールの様なバブリ~な、まちづくりをしている?かというと、そうではありません。実は、おそるべき悪平等がまかりとおっており、狡猾な官僚の差配のもと、不交付団体より、交付団体のほうが、富な資金を活用できる矛盾が生まれるのです。

これは、官僚制資本主義・・・否、官僚制奴隷貿易のパラドックスではないでしょうか?

 

地方の独立、茨城の独立を提唱する家訓ニスト、それは、霞が関で、一握りのエリートがつくる画一的なまちづくり、ひとづくりへの挑戦状です。

個性や、多様性を認め合う世の中になっても、行政だけは、江戸時代以下の官僚制封建主義を死守しています。雪が多い地域、雨の多い地域、ヤンキーの多い地域? そうです地域には固有の風土があり、そこに暮らす地域の人がいるのです。茨城独立後の社会は、地域の風土にそったカリキュラムが提供され、たくさんの「ごじゃっぺ」と、「ヤンキーさん」を誕生させます。

 

勉強が上手なエリートさんは、東京でなんぼでも生産してください。茨城では、やんちゃなヤンキーさんを大事にします。PCを開き、デスクで仕事ができたとして、その机を、あるいは、そのビルをつくるのはヤンキーあがりの職人さんなのではないでしょうか?事実、官僚さんがつくったファンタジーな学歴社会では、多くの就職難民をもたらしています。でも、世の中で必要な仕事は、スーツを着てできる仕事がどれだけあるでしょうか?茨城は、野菜の出荷でも全国有数の農業県ですが、実は茨城が出荷しているのは、白菜でなく、手を汗や油でよごす普通の人々であることを知るべきなのです

 

家訓づくりで提唱する人間像は、「これだけは守れ!」という単純なものです。

しかし、コンクリートに囲まれ、組織の中で生活をしていると、人間としての感覚がマヒすることってないでしょうか?そんな時、家訓で渡された「ふつう」の感覚って大事になるものだと思います。そして家訓なんかなくっても、人間として大事なものを持っているカッコイイ人種、それがヤンキーさんです。

 

万歳、人間。そして、よかっぺ、いばらき!

家訓ニストはそんな茨城を独立させ、マックスコーヒーの甘さに満たされた誇りある郷土を回復させます。

だから、駅前でたむろするヤンキーさん、そして土子様、ぼくから、かつあげはしないでね(*_*)