【ごじゃっぺ】は世界を救う・・・

画像:イバラキング★青木さまの著書
画像:イバラキング★青木さまの著書

【ごじゃっぺ】

意味:茨城を代表する美しい言葉。意味としては、バカ、間抜けなどの否定的な意味を含みつつも、愛嬌のある表現として、茨城人に愛されています。
例)「あんまりごじゃっぺなごとぬかしてんじゃねえよ!」⇒あんまりいい加減なこと言うんじゃない
例)「あすこのわけしは、ごじゃっぺだちけ」⇒あそこの息子は、だらしない
 
 
突然ですが、「ごじゃっぺが世界を救う」と宣言させていただきます!
 
東京はまぶしい街です。
しかし、まちづくりにおいて、東京化を図ることに、もはや光明などなく、上を見上げるだけでなく、地元に残る宝に灯をあてる視点が必要なのではないでしょうか?
 
茨城には、新幹線も、スカイツリーもないが、空と田んぼがある^^
そして茨城は、魅力度47位を牽引する茨城弁と、その魅力をたっぷり詰めた素敵な言葉「ごじゃっぺ」があるのです^^
 
司馬遼太郎は、龍馬は土佐の風土がなくては生まれず、また西郷隆盛は、薩摩の風土がなければ育たなかったっと著作の中で記しています。茨城をつつむ風土と、「ごじぇっぺ」という価値観こそ、郷土を表す「宝」なのです!
 
ごじゃっぺの反対? 近代合理主義といわれる思考方法は、問題を整理し分析し、対策を講じることで社会を発展させてきました。
反対に、いばらきでは、中世よりつづく、土着の「ごじゃっぺ」主義が幅をきかせ、
 
「しゃーめー」(意:しょうがない)
「いがっぺ」 (意:まあそれでいいでしょう)
「かまめっ」 (意:大丈夫っ)
 
っと、日常のやりとりを上記の3つのワードを組み合わせることで片づけた歴史があります。家訓二ストは、これを「ごじゃっぺスキーム」と名付けます。
 
原因をみつけ、解決する。
一見、合理的に見える思考法ですが、例えば、学校でいじめがあったときを想定してみると、「合理性」の罠にきづきます。
 
①いじめがある
②こどもたちをあつめ、はなし合わせる
③親をよびこみ、全体でさらにはなしあう
④いじめがなくなる宣言をさせられる
⑤学校にスクールカウンセラーが常駐し、こども達の心のケアをする
 
で、実際どうなの!?っという感じです。
このスキームが正しいならば、いじめが減るはずですが、問題は深刻化しています。
 
これが、家訓ニストの推奨する「ごじゃっぺスキーム」を活用すると
 
①いじめられた子  ⇒「あっそうげ まっしゃーめーお茶でものんでけ」
②いじめたこ    ⇒「元気あっごど まっいがっぺ 饅頭あっからくってけ」
③親御さん     ⇒「かまめっ こっちさ寄ってけ そいえば おめえとこの婆さん元気か? あれ?なんで今日、来てんの?
 
う~ん素晴らしき「ごじゃっぺスキーム」^^
 
「問題を解決する!」当たり前のように感じますが、時には問題を、問題として捉えないことも、解決に向かわせる方策にもなるのです。
この「ごじゃっぺスキーム」は、医療の分野でも注目を浴びています。例えば、肺がんの検診をうけた人と、受けていない人。「原因をみつけ⇒解決する」という考え方をもとにすれば、検診をうけた人が、健康に暮らせていけるはずです。しかし統計学にみれば、検診を受けていないグループの方が、長生きをするそうです。
 
東京という街を更地にもどして、田んぼにすることはもはや不可能です。
そして、東京に暮らす人々が、茨城だけに存在する「ごじゃっぺスキーム」を適用していくことも、また不可能なのです!
 
これを地域の宝といわずしてなんていうのでしょう!?
 
行き過ぎた近代合理主義には、もはや「人間」はいません。
いばらきの風土が育んだ「ごじゃっぺ」が、人間を救い、ひいては、地球を救う時代がまもなくやってきます。
 
【ごじゃっぺ】が地球を救う・・・ 
家訓ニストは、家訓づくりを通じ【ごじぇっぺ】に地球を救います!
 
・・・ごじゃっぺかな?