東日本大震災から、吾唯足を知る

写真:龍安寺つくばい
写真:龍安寺つくばい

吾唯足知(われ ただ たるヲ知ル)

この言葉を構成する四つの漢字すべてに“口”という文字が構成されていて、
↓こんな感じで並べて図解してあり、時計回りに読むと表題の言葉となる。
       五
   矢  口  唯

       止

 

画像の龍安寺のツクバイは、光圀公が寄進されたものと言われています。

幡谷訳によれば、

「満足は、限りないもの、また不安もしかり ほどほどを知りましょう」

 

 

東日本震災3部作の最後は、震災関連の数字をあげ「足る」を知りたいと思います。

 

東日本大震災死者数 ・・・ 1万8549名(行方不明者含む)

自殺者数(12年度)  ・・・ 2万7858名

交通事故死者数    ・・・   4411名

殺人事件死者数    ・・・  1094名

 

上記の事実をもとにざっくり考察します。

未曾有の被害をだした東日本大震災・・・の死者数より自殺が多いパラドックス。しかし、11年度の自殺者数は15年ぶりの減少に! 理由は簡単、これも東日本大震災をきっかけに、「生きる」力を取り戻した人が多かったから。とくに、被災3県の自殺者数が激減。ひとは、学べる生き物です

交通事故についても減少傾向。一番多かった1970年の1万6765名と比べると3分の1にっ

当時、「戦争」と例えられた交通事故数、累計すると太平洋戦争の死者数とも変らない・・・まさに戦争ですね。

 

そして、ニュースをにぎわす殺人事件。でもその件数は年々へり12年度の1045名っと戦後最小だったのをご存知ですか? 秋葉原の通り魔事件や、親殺し、子殺しっとおどろおどろしい事件ばかりクローズアップされますが、それは「印象」にすぎません。増えたのは報道であって、事件でないのです。

ちなみに、殺人事件の件数は世界的に一番少ない数字。なおかつ福岡のや○ざさんが、どんぱちしていても、銃による死者は、たった11名。この数字をアメリカさんと比べると9484名ですから天文学的有利さで「平和」が証明できます。

 

 

いま、我々が暮す日本という国は、先達の苦労のもと

人類史上まれにみる地上楽園を建設することに成功しました。

 

世界一平和な国。そして世界一長生きな国。さらに世界一家訓がある国?

この素晴しい国の何が不安ですか?

 

吾唯足知。  欲望は限りなく、また不安におびえすぎるのも、改めなくてはいけない姿勢です。

 

私たちの住む日本という国が、いかに人間にやさしさ満ち足りた国か、感謝し、そしてこの財産を未来につなぐ責任があります。

 

先達からの申しつけは実にシンプル

「お天道さまに恥じない生活をおくりましょう 」

 

それだけのルールが守れれば、あなたも日本を築く「One PIECE」です^^

 

 

さいごに「吾唯足知」。幡谷訳の茨城弁では、このことを、「しゃーめー」「いがっぺ」「かっまめ~」と言います^^

家訓づくりが、担うものは当たり前の生活への賛美。そして、それを次代にひきつぐバトンです!

 

今日も、元気に適当に!

「吾唯足知」

「ぐずぐずいっても、しゃーめー まぁお茶でも飲んでけ、

 時間?かまめっ いがっぺよ~^^」